「Mr.リビンマッチ(旧スマイスター)が解説する注文住宅比較」今回は、「理想の家を建てる!注文住宅を比較するポイントとは」です。

 

注文住宅のメーカーや住宅選びの際には、基準となる項目を比較することが大事です。

一番の基準になるのは住宅工法ですが、その他にもデザインやコストなどといったポイントがありますので、それらの比較をしていくといいでしょう。

今回は、注目住宅における比較ポイントを説明します。

一番重要なのは工法だがそれ以外にもチェックポイントがある

工法で選ぶ

一番重要になるのは、住宅の工法です。
工法は建築における種類のことを差し、どの工法を選択するかによって住宅の骨格が変わってきます。

大まかに工法を分けると木造建築にするのか、鉄鋼の家にするのかということになりますが、同じ木造建築でも種類が異なるので、細かくチェックしなければなりません。

どの工法を選択するかによって、家の耐久力(耐震性能・耐火性能・家の強さ)に関してはもちろん、家の間取りの自由度や建築工期も変わるので、優先度は非常に高いです。

後述のポイントも工法に影響されるところが大きいので、最終的には工法を考えて注文住宅を依頼します。

近年では工法に関してもいろいろな形があり、家の部分に応じて工法を変える例も存在します。ハウスメーカー・工務店における対応も重要で、見積もりの説明を丁寧に行うところを選びたいです。

デザインで選ぶ

デザインは大まかに洋風・和風の2種類に分かれるので、まずはどちらにするのか決めておきましょう。

細かいデザイン性や自由度、建築精度に関しては担当する職人さんの腕に左右されます。これは、ハウスメーカー・工務店も同様です。

ホームページをチェックしたり、資料を請求したりするなどして、しっかりと実績を確認したうえで依頼しなければなりません。

デザインは工法の種類が大きく影響します。デザイン性を重視しているなら、ある程度間取りの自由度があり、空間を確保できる工法を選択しましょう。

コストで選ぶ

自分の用意できる予算で注文住宅を選択するのも大事です。住宅における大まかな予算は見積もりの段階でしっかりとハウスメーカー・工務店に出してもらい、納得したうえで契約しましょう。

注文住宅の相場は住んでいる地域によって変わるところもありますが、相場は3,000万円前後になっています。あくまで目安ですが、多くの人は注文住宅を依頼する場合にこれくらいのコストが掛けているのを知っておくといいです。

もちろん、コストに関しても工法の選択が大きく関わります。焦点になるのは使用する原料で、木造にするのか鉄鋼にするのかの二択がコストに大きく関わるので、両者のメリット・デメリットを頭に入れておきましょう。

工法の種類を知って決めよう

木造建築の工法

木造建築共通のメリットは、コスト面を抑えられる点です。木造建築は鉄骨と比べて軽いので基礎部分の支えるためのコストを低くできて、金額を抑えやすくなっています。

木材を使用するので耐火性能やシロアリへの対策も重要になりますが、不燃材を使用したり防蟻防腐処理を施したりするのが主な対応策です。

木造軸組工法

木造建築における伝統的な工法です。柱や梁を職人さんの裁量で決められるのが特徴で、設計から間取りまで自由度が高い家づくりができます。

また、自由度の高さは建築後のリフォームや増改築のしやすさもメリットです。自分の用意している土地や希望に沿った建築を希望している場合に適しているでしょう。

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法は、北米から生まれた木製パネルを使用した木造建築です。ツーバイフォーは「2×4」とも表記されますが、これは枠材の断面が2×4インチなところから来ています。

木造軸組工法と比較するパネルを使用する工法のため、間取りの自由度は高くなりません。しかし、それでもある程度の自由度が保証されるため、細かい設計を望んでいないならデザイン面の高い家を建築できます。

パネル構築のため、面に力を分散できるようになっていて、木造建築の中では高い耐震性能と有していることが最大の魅力です。また、断熱性も高くなっており、季節の変化に左右されにくいのもメリットになります。それでいて、木造建築ゆえにコスト面を抑えやすくなっているため、全体的なパフォーマンスを考えている場合はプラス要素が高いでしょう。

鉄骨の工法

鉄骨は鉄鋼を使用した工法です。鉄筋コンクリートと比較するとコストも低くなっており、住宅に鉄を使用する場合は基本的にこちらを選びます。

ただ、耐火性能は熱を受けて曲がるという事情から低いので注意しておきましょう。また、季節による影響を受けやすく夏の暑さや冬の寒さの煽りを受けやすいことも課題となります。

鉄骨軸組

柱、梁を造るタイプの製造方法で、軽量タイプの場合は筋交いを行う場合もあります。あらかじめ生産されている高品質な鉄骨を使用するのが特徴で、優れた職人さんに頼らずに一定のクオリティが保てる点が魅力です。

造り手の能力に左右されるのを望んでいない場合はおすすめとなります。

広い空間を確保できるのも特徴であり、鉄骨を利用して自由度の高い家を目指している人にも合っている工法です。特に広い空間の家を求めている場合、その恩恵をより受けられるかもしれません。

鉄骨ユニット工法

プレハブ工法といわれるものです。ユニット工法であるため、木造のパネルと同様に耐震性能の高さとある程度の間取りの制約が発生するのが特徴となります。木造パネルと比較すると、間取りの自由度は勝りますがコストは高額です。

鉄筋コンクリートの工法も依頼することができるの?

鉄筋コンクリートによる建築は学校や集合住宅といった多くの人が集まる場所に使用されるイメージですが、注文住宅においても鉄筋コンクリートの工法を選択可能です。

大きな建築物に使用されるだけあって耐震性能は高いですが、耐久性能に関しても非常に高くなっています。数十年経過してもしっかりと強度を保っていられるなど、とにかく強い家を建てたい場合に適しています。

しかし、鉄筋コンクリートの重さによって建築前からいろいろな問題点があるのがデメリットです。

一番はやはり建築コストの高さで、重い鉄筋コンクリートは支えるため基礎部分にかなりのコストが要求されます。家によって細かく異なるものの、木造建築のおよそ2倍から4倍ほど高額です。
例えば、木造建築でおよそ5,000円万円規模の注文住宅を鉄筋コンクリートにするとおよそ1億円掛かります。相当な予算がかかるので妥協も考えなければなりません。

また、鉄骨の枠組みを造る形のため、間取りの自由度は高いものの地盤が弱いと使用できないリスクもあります。土地を選ばなければならないという点も悩みどころでしょう。

コスト面が最大のネックですが、その他にも制約があるため戸建てに鉄筋コンクリートが使用される例は少ないです。

自分の理想とする家を建てるためには手間も時間も必要となる

以上のように、注文住宅の比較ポイントは工法が軸になります。

デザインやコストを重視する場合でもまず工法を決定しなければ見えてきませんので、工法のメリットとデメリットは頭に入れおきましょう。また、口コミや評判などで注文住宅を決定するという考えもありますが、その場合も自分の目でしっかりと確認してから選ばなければなりません。

家の理想は人によって異なります。だからこそ、ハウスメーカー・工務店の説明をよく聞いて、設計に関する資料をチェックして決定しましょう。

大きなお金を掛けることになるので、建築が終わった後から「思ったのと違う」と考えて修正は困難です。必ず自分で時間と手間をかけて、理想とする家を建てられるように動きたいです。