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こんにちは、リビンマッチ公認!リビンマッチの歩き方~注文住宅を徹底比較!~です。
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今回は、「木造建築の木造軸組工法について」です。

 

注文住宅を作る際に、特に和風の住宅というわけではなくても木造建築を考えている方は多いかと思います。
現代では一般住宅においても鉄筋コンクリート造住宅や鉄骨造住宅がありますが、まだまだ木造住宅が新規住宅として選ばれることが大半です。

日本では古くから住居の建築には木材を用いており、この国の木造建築の文化は非常に長い歴史を持っています。
自然由来の建材である木には心を和ませる効果があり、日本の気候風土にも合っているのが木造住宅ですが、現在、その工法には「木造軸組工法」と、以前にもご紹介しました「ツーバイフォー工法(2×4工法)」があります。
今でも多く建てられる木造建築には、一体どのような特徴があるのか。
今回は、木造建築の特徴と、なかでも木造軸組工法について考えたいと思います。

木造住宅のメリット

日本では木造建築がいまだ主流で、その割合は8割から9割といわれています。
ここまで多くの人々に木造建築が選ばれるということは、一番のメリットが施工費用を安く抑えられるということです。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造を注文住宅に使用した場合、施工費用は木造建築と比べて高額になってしまいます。
鉄筋や鉄骨は丈夫な家づくりには大変役に立ちますが、その強度の大きさゆえに、資材として加工することが木材より難しくなるため、施工のコストが高くつきます。
木材の加工は比較的容易に行えるため、施工にかかる費用を安く抑えることができますので、結果として木造建築が多く選ばれています。

また、木造建築は断熱性や吸湿性に優れていると言われています。
鉄筋や鉄骨は熱伝導率が高いために、断熱性に欠けます。
一方、木材は熱伝導率が低く、吸湿性も併せ持っているため、夏場の温度の急上昇を防ぎながら快適な室内温度を保ってくれます。
そして天然素材である木材は、アレルギーや有害物質によって引き起こされる健康リスクも少ないため、人にとって安心の住まいを提供してくれます。

木造住宅には、建築できる住宅会社や工務店がたくさんあるという点も大きなメリットです。
住宅会社であればどんな構造の住宅でも建築できるという訳ではなく、鉄筋コンクリート造や鉄骨造は直接請け負わないという会社もたくさんあります。

しかし木造住宅であれば多くの会社が取り扱っているため、リビンマッチサイトで多くの施工会社を比較検討する場合でも、候補数は幅広くなって業者選びに有利となります。
数多くの施工会社から選択できますので、施工実績や評判、職人の腕や品質管理体制が整っているかなど、多くのポイントを十分に吟味したうえで業者を選ぶことが可能となります。

木造建築に用いられる代表的な工法としては、「木造軸組工法」と、以前にもご紹介しました「ツーバイフォー工法(2×4工法)」が挙げられます。

ツーバイフォー工法とは簡単にいうと、規格化された木材を施工現場で張り合わせることで、箱状の空間を作り出す工法です。
単純な工法なので特殊技術を必要とせず、工期も短くて済みます。
その造りの特性から、気密性が高いため室内の温度管理がしやすいといった点や、耐震性・耐火性に優れているというメリットがあります。
このツーバイフォー工法については以前とりあげましたので、今回は主に木造軸組工法を中心にご説明したいと思います。

木造軸組工法

木造建築の工法でも古くから存在し、長い歴史を持っているのが木造軸組工法です。
木造軸組工法とは、木製の柱や梁などを組み合わせることで住居の骨組みを作ったうえで、床や壁、屋根を付けていく工法のことをいいます。

住居の骨組みを設計しますので、ツーバイフォー工法よりも設計の自由度が高く、形の変わった土地や狭小地でもプランを立てやすく、施工の面でも大型重機が使用できないところでも施工可能です。
また骨組みを主として設計しますので、空間や間取りなども変更していくことが可能となりますので、増改築やリフォームも行いやすいと言えます。

将来の家族構成や生活スタイルの変化にも柔軟に対応することができますので、長く住むことに適しています。

最近では、住宅の出来上がりが職人さん次第ということも少なくなってきているようです。
以前には木材を大工さんが加工場で1本1本を手刻みしていたのに対して、近年ではほとんどがコンピューター制御された機械を使用して、あらかじめ工場でプレカットしたものを現場で組み立てるという流れに変化しています。
そのおかげで作業効率は高まり、品質のバラつきなどが職人の腕に左右されることも以前ほどは無くなりつつあります。

木造住宅のメリットのところで述べた、建築できる住宅会社や工務店がたくさんあるというメリットは、主にこの木造軸組工法のことです。
ツーバイフォー工法は日本ではまだ歴史が浅いということもあり、小規模な住宅会社では取り扱っていない場合があります。
このようなメリットは長い歴史を誇り伝統のある木造軸組工法ならではのものといえます。

木造軸組工法のデメリット

ここまで木造軸組工法の特徴とメリットをご紹介してきました。
では木造軸組工法のデメリットにはどんな点があるのでしょうか。
まず木造住宅全体にいえることですが、防音性はあまり優れていません。

木造ですと生活音が漏れ伝わることも珍しくなく、小さな音が気になる方や映画・音楽を大音量で鑑賞したい方、楽器の演奏をしたい方などには木造住宅はお勧めできません。

また、木材は水分や湿気に弱いために、風雨による劣化やシロアリなどによる害虫被害を受けやすくなります。
木造住宅に長く住むには防湿、防腐、防蟻の対策をきちんと施す必要があり、小まめにメンテナンスを繰り返していかなければなりません。

木造軸組工法に限っていえば、外側からの力に弱く、骨組みが歪んでしまうという弱点があります。
地震や台風などの、外からの強い圧力がかかる事態に対しては、同じ木造でもツーバイフォー工法の方に軍配が上がります。

そして、木造住宅は火災にも弱く、事実として火災保険の保険料も他の構造と比較しても割高となってしまいます。
特に木造軸組工法はツーバイフォー工法と比べても耐火性がないと言えます。

このように、木造軸組工法はその構造や特徴によってデメリットもいくつかあります。

しかし、デメリットに対する対策工事も行えるため、弱点を補強できるという点は逆にメリットと言えます。
2000年には耐震基準に大きな変更が加えられて、木造住宅もかなりの耐震強度を保つようになりました。
また住宅の一部が損傷しても、空間の変更がしやすい特徴のおかげで修繕・改築して修復しやすいというメリットもあります。
あらゆる状況に柔軟な対応ができる点が木造軸組工法の一番の特徴であり、古来より災害の多い日本ならではの工法であるといえるでしょう。

こういったご紹介の根拠となっているのも建材の品質管理がしっかりと保たれた上での話ですから、品質管理体制がしっかりと行き届いた住宅会社を選ぶことが何よりも大切となります。
ぜひリビンマッチのサイトでたくさんの会社を比較検討して、優良な施工業者を選ぶことに役立てていただきたいと思います。

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