「Mr.リビンマッチが解説する注文住宅比較」今回は、「ツーバイフォー工法の防音」です。

 

注文住宅を考えている方の中でも人気のある2×4工法。リビンマッチをご覧の読者の方はよくご存じの工法であるかもしれません。

面で構成される2×4工法は従来の工法と比較し、耐震性、耐風性に優れていることに

加え、2×4工法で建てられた住宅の多くは耐火性能を有す建物であると認定されるために火災保険の加入の際には費用を抑えられるといわれています。その他にも2×4工法には工期を短縮できるために、建築費を抑えることができるなど様々な利点があります。メリットが多いように思える2×4工法ですが、防音性能という面では若干のデメリットがあります。

リビンマッチでもよく紹介される2×4工法について、今回は防音性という面から紐解いていきたいと思います。今回も『リビンマッチ』内の読み物よりお届け致します。

 

ツーバイフォー工法の防音性能

2×4工法の建物は、柱や梁で組む在来工法に比べて、室内の音がうるさいと言われることがあります。

2×4工法は、何が原因で室内の音が響いてしまうのでしょうか?

また、どんな防音対策が効果的なのでしょうか?

 

ツーバイフォー(2×4)工法で気になる室内の音とは

2×4工法は、壁で囲む構造になっているので、気密性が高く、外からの音に対しての防音性が非常に優れています。
しかしその反面、室内の音が響いてしまうという問題があります。

二階の足音や、床に物を落とした音などが一階に響いたり、水場が二階にある場合、シャワーやトイレの排水音、洗濯機の音なども一階に伝わってしまいます。
また、上下間の音だけでなく、2×4工法では内壁に断熱材を入れるように規定されているわけではないので、隣の部屋の音が響くということもあります。

ツーバイフォー(2×4)工法で音が響く原因

2×4工法は、木材建築です。木材は、コンクリートなどと比べてクッション性が高く体に優しいですが、振動しやすく音が伝わりやすい傾向があります。

また、二階の音が一階に響くのは、天井の構造が関係しています。
在来工法では、一階の天井に野縁という天井下地を組みます。
そこに空間ができるので、音の伝わりを防ぐことができます。

しかし、2×4工法では、二階の床と一階の天井が一体構造になっていることも音が響く原因になっています。さらに、床暖房を設置してある住宅では、遮音や防音に効果のあるカーペットを敷かず、フローリングのままで生活することも音が反響する原因になっているようです。

ツーバイフォー工法の防音対策

まず、天井の構造を工夫することによって防音対策をすることができます。二階の「根太」と呼ばれる床下の横木を、一階天井の下地と切り離すことによって、振動による音の伝わりを防ぐことができます。また、一階の天井にグラスウールやロックウールなど断熱材を敷き詰めたり、石こうボードを張ったりすることも防音に効果があります。

さらに、インテリアや家具の配置で音の響きを軽減することができます。厚手のカーテンに変えたり、床にカーペットを敷いたり、ソファを置いたりすることで、音を吸収することができます。他にも、天井を斜めにすることで、開放感のあるデザインにできると同時に音の反響を防ぐことができますし、部屋と部屋の間が廊下になるように設計することも防音に効果があります。

2×4工法の音は構造上仕方のないことですが、さまざまな方法で対策することができます。

防音対策は一つの方法で完璧というわけではありません。設計や建設の段階で防音対策をすることができますので、担当の人とよく相談することをおすすめします。
また、インテリアや家具の配置でも防音対策ができるので、いくつかの方法を組み合わせて試してみるようにしましょう。